Text by 森田晴香
Photo by 大塚智史

学生ライブラリースタッフの皆さん
5月ぴあら講演会は"プレゼンテーション"がテーマ!
2019年5月28日(火)平井喜一郎記念図書館1階ぴあらにて、学生ライブラリースタッフ主催企画、ぴあら講演会「プレゼンなにそれ?おいしいの?…でも大丈夫!これから始める、大学生のプレゼンテーション入門」が開催されました。
5月のぴあら講演会は、効果的な資料の作成方法(主にMicrosoft Power Point)について学ぶ『魅せるプレゼン編』、人を惹きつける話し方のコツを学ぶ『伝えるプレゼン編』と2つのテーマが設定されています。
5月28日(火)に行われた講演会では、「魅せるプレゼン」というテーマで2部に構成され、大学の授業で初めてプレゼンテーションに挑む1回生、またプレゼンテーションに苦手意識を持っている上回生の、不安を解消する内容となっており、当日は雨にも拘らず多くの方が参加されていました。
第1部はプレゼンにおいて必要になるパワーポイント作成「魅せる資料作成のコツ」を立命館大学 共通教育推進機構 特別招聘准教授 原木万紀子先生にお話しして頂きました。
立命館大学 共通教育推進機構 特別招聘准教授 原木万紀子先生
また第2部では実践として、グループで「自己紹介」というテーマでミニワークのプレゼンが行われました。
ミニワークでは初対面の方が多いにも拘らず、終始温かな雰囲気があり、発表後の質問も積極的にされている様子でした。

講義後にプレゼンをする学生の様子
参加者にインタビュー!
今回のぴあら講演会に参加した、産業社会学部1回生の方にお話を伺いました。
どんな目的で参加されたのですか?
manabaで確認して今回の講演会を知りました。
大学でパワーポイントを使った発表の学習はあまりないと見受けられたので、今回のこのような講演会で学びたいと思いました。
実際に講義を受けてみてためになったことはありますか?
資料作成において、いかに自分の資料、話す内容を事前準備するかが重要だということが分かりました。僕は今回それができていなかったので、今後パワーポイントで発表することがあればしっかりと準備をしていきたいです。また色や構成面についてのお話は、一番ためになったと思います。
講義を受ける前と受けた後ではパワポは変えましたか?
そうですね。だいぶ変えました。配色の割合についてのお話は全く知らなかったので、線の色を減らしたり逆に増やしたりしました。さらに構成面でも、内容を少し減らして2分以内に収めるということを意識しました。
実際に自己紹介してどうでしたか?
九鬼さん(参加していたライブラリースタッフ)がとても上手だったので見習いたいなと思いました。僕は緊張する方なので、あんな風に楽しくプレゼンテーションをするのは特に素晴らしいなと感じました。
今後ぴあらでこういった企画があったら参加したいですか?
パワーポイントだったり、授業でやらないけど社会に出たら少しでも必要になるようなことがあったら参加していきたいなと思います。
企画者のライブラリースタッフにインタビュー!
また、今回の講演会の企画者であるライブラリースタッフのお2人にもインタビューをさせて頂きました。
なぜ今回プレゼンテーションというテーマで講演会を開催したのでしょうか?
今回の講演会の企画者である福田さん
福田さん
自分のやりたいことを実現したという感じではあるんですが、私がアナウンサーの先生を知っていたので、その先生に何か大学で講演をしていただけないかなと思った時に、大学生の4月・5月の期間とアナウンサーの先生という2つからプレゼンテーションを思いつきました。
今回なぜ、2部構成にしたのでしょうか?
同じく企画者の長谷川さん
長谷川さん
これまで福田さんには話す方を中心に活動してもらっていて、私は講座スタッフをしてきました。スライドを作る時、パソコン操作をするのに文系の学生は苦手な子が多いのを感じていました。講演会では、両方をサポートできたらいいなと思ったので、伝えるプレゼン、魅せるプレゼンという2部構成にしようと思いました。
そういった目的で講演会を開いて思ったことはありますか?
長谷川さん
想像以上に参加者がいらっしゃって、事前課題も行ったうえで参加してくれる方もいたので嬉しかったです。アンケート結果を見ても満足度も高く、学生の方の不安を少しでも解消できたかなと思います。やってよかったです。
福田さん
最初は不安そうにしていた参加者の皆さんだったのですが、先生の指導のアドバイスをとりいれつつ自信をもってプレゼンされていたのを見て、やって良かったなと思いました。
学生がこのように講演会を開催する意味はなんでしょうか?
長谷川さん
学生目線での企画を学生がやりきるということに意味があると思います。大人がいると、受け身な聞くだけの企画になってしまうと思うんですが、学生がサポートすることで、自分から発信しようという雰囲気を作ることができるのではないでしょうか。
講演会にかける思いはありますか?
長谷川さん
講演会を通して、図書館をみんなによりもっと利用してもらえる、また図書館が本を読むだけの場所ではなく、自分のスキルアップにつながる情報を得ることができる場所にしたいと思っています。アイディアや想像を広げる空間づくりをしていくのにこの企画は役立つと思うので、より進化した企画をこれから考えていきたいです。
福田さん
その通りだと思います。ぴあらという開かれた空間で講演会をすることで、通りすがりの方や隣で友人と喋っている人々にもや情報が届くというところがこの講演会の良いところだと思います。様々な人に興味を持ってもらえるような企画をこれからも考えていきたいです。
次の企画のPRはありますか?
長谷川さん
これまで何回かやっているのですが、「私の学生時代」はすごく人気な講演会です。今回はライブラリースタッフのOGの方に来ていただき、どんな風に学生時代を過ごすかという、身近な声を聞ける機会になると思うので、興味や親しみを持ってきてもらえると嬉しいなと思います。ヨガの方は私も携わって企画を進めさせていただいているのですが、時期がテスト期間中なので、最近あわただしく、しんどいなと思う人におすすめです。図書館で勉強をして根詰めていたのを少しでもリラックスをして、気分転換になる企画になればいいなと思っているので参加していただけると嬉しいです。
月1回開催を目標にしているというぴあら講演会。春学期には、6月に「私の学生時代〜公務員編(京都府)〜」と「ストレス軽減法の新提案!ぴあらで椅子ヨガ」の2つの講演会の開催が予定されています。ぴあらという仲間と共に学び合える場所でスキルアップし、あなたも充実した学生生活を送るきっかけを作ってみませんか?
※訂正
「ストレス軽減法の新提案!ぴあらで椅子ヨガ」は秋学期の開催に変更いたしました。秋学期もヨガや座禅などの企画を開催予定です。乞うご期待!